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総社芸術祭その2



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やはりいつも通りというか...撮影から1週間が過ぎようとしていますが、総社芸術祭『屋外美術展』
その2です。

この日19日(日)は『屋外美術展』初日でした、朝からあいにくの雨模様でしたが午後2時から
井山宝福寺の境内に展示されている、さまざまな作品の作者の方たちの
『アーティスト.トーク』が有りました。
作者の方たちがどの様な思いで作品を作られのかと興味があり参加してきました。

作品の説明が始まった頃には雨もやみはじめ先日の土曜日とは又違う視点で作品を見ることが出来
貴重な時間を過ごしました。

トップの写真は岩村俊秀氏の「石層-赤の起源」です。
この作品は1枚の岩から出来ているそうです、この日の説明を聞かなかったら分からなかった事です。









仏殿の中に展示している横田隆資氏の「約束の月」「約束の星」ウサギと猫です。
色こそ本物の色ではありませんが、その質感に驚かされました。
特に我が家にはウサギがいるので、そのしぐさに『はっと』する作品ばかりでした。


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アップで。
向こうを向いてちょこんと座っている姿、小さなしっぽがちょんと上がっている様子などかなりリアルです。
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我が家のうさちゃんもこの様に毛づくろいします。
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本当にどの作品もリアルです。
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中央で横笛を吹いているこの作品だけ何となく童話の世界のように見えます、この日作者の方が来られて
いなかったのは残念ですが、作品のキャプションから何となくイメージがわいてきます。
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方丈の前の庭に展示されている尾崎公彦氏の「井山宝福寺ニュータウン」「井山宝福寺にて」です。
人間の煩悩の数だけ並べられているそうです。
説明を聞いてなるほどと思いました。作者の方のコメントにありましたが、ニュータウンという表現
のほかに墓標のように見えるかもしれませんかねと。
見られる方にイメージをゆだねるのも又いいことなのでしょう。


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この作品も尾崎氏の作品です、祈っているような、座禅を組んでいるような、想像が広がって行きます。
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石畳の上にど~んと置いてあります。正面(というかどちらが正面か分かりませんが...
この写真を頭方向からと言う事にしますと、当然後ろがあります。何枚か写真を撮りましたが
ややインパクトが強いので見たい方は実物をどうぞみてください(私は何となくドキッとしました(笑))
この作品の作者は榎本勝彦氏「備中梅枕」です。
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次の作品、は伊永和弘(korenagakazuhiro)氏の「雪舟の一筆」です。
この作品も作者の方の説明を聞いてなるほどなーと思いました。
雪舟の水墨画の中で『秋冬山水図のうち冬景』の絵の中の画面内を大胆に走る一本の線を表現された
そうです。
雪舟の作品を逆さにしてみるとこの作品の形状がいかに近いか何となく分かりました。
私の勝手なimaginationでこの様にモノクロに処理してみました。
作者の方にも質問させて頂いたのですがこの表面を黒く処理された一本の木、先端の本来の木の色を
出されていることが私的にはとても魅力的に見えました。
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仏殿にはこの様な垂れ幕も下がっていました。
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久保 極(kubokiwame)氏の「三重卓」です。
表面の赤と黒の石はこの芸術祭に合わせ入れられたそうです、石の赤色がグリーンに映えます。
又、この卓の足は3本の石柱を組み合わせていますが、どの様に組み合わされているの??
と見入ってしまいます。
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ヨシダコウブン氏の作品「カミノケモノ」です。
三重塔の前にずらりと並んだ作品です、何となく表情がユーモラスですね。
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アップで写すと。
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塔の階段のすぐ上に構えている作品、何人なりともここから中には入れないぞ、というような
感じを受けました。
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仏殿から三重塔への石段脇の木立の中にある作品です。
伊丹 脩氏の「経過」です。
この作品もトップページの作品と同じくひとつの石から出来ています。
下の石をくりぬいて、くりぬいた石を、作者の方が言われる「えだまめ」をモチーフに削りだされ
下の石と組み合わされています。
この作品も見る人によっては「えだまめ」が仏球の用に見えたりと、見る人の心根で見え方
が変わってくるのが良いですね。
この作品を作られているとき作者の近くの方が仏様の様に見えるね、と言われたそうです
そのような見え方も考慮され手前に、足型を掘り込んだ石を配しているそうです。
私もこの作品を見た時「仏様」のようだなと思いました、でも何かえだまめの様にも見えるし
と言う事で、作者の方の話を聞いて納得しました。
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この作品も仏殿から三重塔への石段に配列された石の作品ですこの作品もずっと以前から
ここにあったかの様な佇まいでとてもいい感じです。
石のくぼみに張られた水がいいです。
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水面に移りこんだモミジです。
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最後にこの「屋外美術展」の実行事務局の平田敦司氏の作品「呼吸譚2012-水景ー(部分)」です
蓮池の周りから池の中へと鉄で出来た作品が入っています、設置も大変だったそうですが
ここ宝福寺の柔軟な対応にも関心させられました。
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総社芸術祭も残すところ今日明日の2日となりました、ここ宝福寺での「屋外美術展」も後2日です
他の場所でも色々な作品を展示されているそうです。
時間があったら今日と明日ゆっくりと鑑賞してみたいです。
by Exmor | 2013-05-25 10:09 | 井山宝福寺...

誰も見向きもしない、足元の小さな草花を写してみたりもします。


by Exmor
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